国民総生産(GNP)に代わり、経済成長とは異なる、「国民総幸福量(GNH)」を重視し、豊かさのあり方を模索する国が増えつつあります。その先駆的な国は、いうまでもなく「幸せの国」といわれるブータンです。本年3月20日は、ブータンの提案により国連が定めた最初の「国際幸福デー」です。
京都でも、「幸福なまち」として世界から魅力ある都市となるよう、行政、企業、市民などオール京都としての議論を進めることが求められています。このほど、京都市・京都府・京都経済同友会が主催し、大学の共催、内閣府等の後援を得て、国際幸福デーの記念の日となる3月20日に、「京都幸福会議2013~幸せの国ブータンから、これからの幸せのあり方を学ぶ~」が開催されることになりました。王立ブータン研究所のカルマ・ウラ所長の特別講演や、パネルディスカッションが予定されています。京都経済同友会では、すでに「京都幸福指標」を策定されており、企業の従業員幸福度を測定し、組織運営や生産性向上に活かす試みをされており、今回の幸福会議の開催は、時代を動かす大きなターニングポイントになるものと思います。
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