過日、京都市会に設置された「市民の信頼回復と服務規律に関する調査特別委員会」の第1回目の委員会が10月16日(月)午前10時から開会された。10月6日の9月定例会の最終本会議以降にも、左京区役所福祉部生活保護課のケースワーカーが無免許および飲酒運転により逮捕され、また保育士のよる置き引き(窃盗)による逮捕事件が発覚したことによるものです。
左京区福祉部生活保護担当のケースワーカーの不祥事(飲酒運転・一方通行逆走・免許不携帯で現行犯逮捕)については、再発防止を誓った9月定例会最終本会議の後に発覚した事案で、極めて遺憾であるとの意見が続出。また保育士の不祥事(置き引き窃盗)については、本年6月に起した事件であるにもかかわらず逮捕が遅れた原因、当該保育士の勤務実態、病欠などを繰り返している保育士の指導力および保育力の有無、管理職の指導力の欠如など、各委員から厳しい指摘があった。
私は視点を変え、情報化時代における公務員倫理のあり方に言及し、ネットなどの便利さの裏に、人間自身の道徳心や自負心、公共心といった人間力が欠如している傾向にあることを指摘し、特に不祥事を起している職員の多くが若い職員であることに注目。今後、市の職員研修のあり方など人材育成方針を大きく見直し対応すべきことを訴えました。
不祥事根絶には顔の見える対応で人間と人間との対話や団結力が必要であるということを認識することが重要です。市民の信頼回復も顔の見える対応がぜひとも必要であると痛感します。お詫びの文書をホームページ上に掲載するのは、確かな信念と高潔な行動規範があっての上でなすべき対応であることを主張しました。
さらに、福祉の現場での不祥事が続出していることを取り上げ、福祉現場でがんばっている専門職の職員に対するリハビリ機能を持った人材育成機能を設置すべきことも訴えました。また環境局と同様に、保健福祉局に服務監察専門の担当理事を設置すべきことも訴えました。
コメント