室崎教授は、講演の結びに、これからの減災政策に不可欠な、コミュニティについて論じられた。戦略的には、①ハード、ソフト、ヒューマン、②ハイテク、ローテク、③規制対策、誘導対策の3つの視点の手段の足し算が重要であるとされ、特に、子供の防災教育の重要性について言及。地域的には、小学校が極めて重要な役割を担うと結論づけられました。
また、①ひとづくり(地域での防災教育で災害に強い人を育てる)、②ことづくり(防災につながる祭礼や慣習を育む)、③しくみづくり(自主防災組織、高齢者見守り体制、安心ネットワーク)、④まちづくり(地域での防災空間の整備)による4つの方向の正四面体型の取組みが不可欠であると強調されました。
結論として、減災まちづくりは、協働型の取組みでなければ構築しきれないこである。(結)