在日外国籍市民高齢者の中で、制度の狭間で公的年金にも加入されていないいわゆる無年金高齢者の方々が多くおられます。私は平成3年に京都市会議員に初当選して以来、地域の方々や人権問題として活動を展開されていた多くの関係者の方々から、何とか公的年金制度に値する制度創設を京都府京都市と連携をとって実現してほしいことを伺ってきました。
この度、平成19年度京都市予算で、制度創設後大きく拡充されることが盛り込まれました。内容は、高齢外国籍市民福祉給付金支給事業において、現在の支給額である月額1万円を新たに本年4月より月額1万7千円にするものです。また障害をもつ外国籍市民重度障害者特別給付金支給事業においては、月額3万6千円を、新たに月額4万1300円に引き上げるもので関係者の皆さんは喜ばれています。
今後の課題は、外国籍市民の方々も高齢化が急速に進んでおり、医療・介護・福祉サービスの分野においても、多様化するニーズに的確に対応する事業推進が求められています。
コメント