11月18日には、京都市内部に在住する綾部市出身者の会である「京都あやべ会」の第6回総会が盛大に開催されました。私も綾部出身であることから、この日はいつも楽しみに参加をしています。今年は私の小学校からの同級生が2名参加され、40年ぶりの再会となりました。「ふるさと」という言葉が最近あまり使われなくなりましたが、やはりこれからの時代だからこそ大切なものだと改めて実感しています。今回は、限界集落という過疎集落の問題を抱えていながら、地域力を生かして生き生きと再生に取り組まれている綾部市の奥上林地域の集落の実情や取組みをスライドを交えて講演をいただきました。限界集落というのは、65歳以上の高齢者が住民の半数を超え、冠婚葬祭や自治会活動などの社会的な共同生活が困難になった集落をいうもので、長野大学の大野晃教授が提唱したものです。私たちにとっても他人事ではありません。将来的には田舎だけでなく、都市部においても超高齢社会の波は必ず押し寄せてくるのです。都心に住む私たちもこの問題に対峙することで、心に「ふるさと」をとり戻すきっかけにしたいものです。
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