文明は、競争することで維持発展してきた感を持っている1人であるが、人類は、第一の波とする農業革命を経て、第二の波の産業革命から、今や第三の波の情報革命の真っ只中にいる。しかも第一の波は極めて長い年月をかけて革命が起こったとされるが、第二の波の産業革命は、たかだか400年足らずです。第三の波のスピードはウインドウ95の発表から、現在のi-padまで、わずか20年程度。今後の人類の変化のスピードはどれくらい進むのか未知数である。
しかし、人間と人間、それを織り成す社会と社会、文明と文明、の衝突を考えれば、やはり今までは「競争」の時代と表しても間違いないだろう。それが、発展継続のエネルギーでもあったからである。今後は、現在まで人類が歩んできた「競争」時代から、「共創」時代への転換がなくては存続しないことは明らかである。
この「共創」を提起しているのは、長野県知事の安部守一氏である。安部知事は、県民主権という方向性を打ち出し、そのツールとして「共創」と「協働」を上げ、県民一体の県政を進めることを目指されている。極めて重要な視点である。
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