平成21年度京都市予算案には、門川市長のマニフェストを反映させた未来枠予算が多く計上されていますが、障害福祉施策において、このほどあんしん生活緊急サポート事業(590万円)が計上されました。これは、2年前より障害児を抱えるご両親からご相談を受けたことをきっかけに、私が教育福祉委員会においても実現に向けて要望を重ねてきたものです。障害児を抱える世帯の多くは、緊急時に入所できる施設の確保を願っておられます。同時に、自宅への訪問ヘルパーの派遣も願っておられるのが実態です。こうした現場の実情を改善するために創設された事業が、あんしん生活緊急サポート事業です。これは障害者緊急短期入所事業と重度障害者入院時コミュニケーション支援等介護人派遣事業の2つに分類されており、さらにコミュニケーション支援等介護人派遣事業は、病院の入院時にコミュニケーション支援員を派遣する事業と、緊急時に介護人を自宅に派遣する事業に分類されています。
ショートステイの現状では、市内18ヶ所において49床がありますが、ほとんどが満床です。これを解消するため緊急利用床として恒常的に空床を確保しておき緊急時に対応するものですで平成21年4月1日から実施されます。また、重度障害者が入院時された際には、現状ではヘルパー派遣ができませんでしたが、このたび日頃支援に係るヘルパー等をコミュニケーション支援員として派遣できるものです。また緊急時において自宅への支援員を派遣できる制度で、平成21年度10月1日から実施されます。