
奈良博のマスコット「せんと君」が、京都の地下鉄、主要なホテルロビーに元気にアピールしています。最初は、御釈迦さんに鹿の角を生えさせた不謹慎極まりないマスコットに、賛否両論というよりほとんどの人たちが、けしからん?と言っていた風潮にありましたが、いざスタートすると「かわいい!」と、今までの批判もどこえやら。思い込みの風潮に要注意です。マスコミ学の京都大学の佐藤卓巳先生は、「輿論と世論」という本を出版されていますが、今の政治にも極めて重要なことだと痛感しています。世論は、社会的風潮でぶれやすいのが特徴とか。しかし輿論は確かな理念や規範に裏打ちされた社会正義を意味するものと考えれば、来るべき参議院選挙の行方も本来のあり方が見えてくるように思います。このせんと君は世論か、それとも輿論か?
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